年長児風組が５月から植えていたかぼちゃがとても大きく育ち、今回収穫しました。子ども達は、毎日の水やりを日課とし、園庭に出るたびに畑を見に行き、「葉っぱが大きくなってる！」「花が咲いたよ！」「かぼちゃの赤ちゃんいるね！」など、日々の生長を楽しみに一生懸命育てていました。その大事に育てたかぼちゃを子ども達とどのように食べようか相談をしたところ、子ども達から「天ぷらで食べたい！」とリクエストが出たので、おやつに天ぷらにして提供してもらうことになりました。
天ぷらは、揚げたて熱々が一番おいしいということで、栄養士が子ども達の目の前で揚げました。自分達で収穫したかぼちゃが、油の中で音を立てながら、おいしそうな良い香りに包まれていき、いざ、目の前に！揚げたてを「熱っ！おいしい！最高！」とサクサクッと音を立てて食べていました。
　自分達で収穫して、さらには揚げたてのおいしさで食欲も満点！もっと欲しいと一人３枚も食べました。かぼちゃは苦手と言っている子どもも、美味しいと言って食べていました。自分達で育てたものは別格ですね。
　今回、子ども達は自分達で育てる大変さや喜びを感じることができました。１つの食材を作るにも土・水・気候、そして日々の手入れなど、様々な苦労があり、食べ物が育つことを知りました。苦手だから残す、食べたことがないからいらない、となってしまうこともあると思いますが、食材を作って届けてくれる人、販売してくれる人、それを料理してくれる人など、様々な人が携わって日々の食事が出来上がります。それは、当たり前に出てくるものではないということと、様々な人に感謝しながら食事ができるように心の食育にも励んでいきたいと思います。