コロポックルの森で採れた柿を，給食で美味しくいただきました。
柿の木に重そうに生っていた柿の実も，秋の深まりと共に鮮やかに色付いてきます。
成長過程には虫がついたり，病気になったりすることもあるそうで，実を付けると野生動物や鳥に食べられたりしながら，育ってきた柿です。
生きものは食べ物の美味しい時期をよく知っているのですね。
しかし，私たちはいつも森にお邪魔しているのですから，生き物と一緒に実りをいただくということを忘れてはいけません。
甘柿と渋柿を収穫させていただいたので，甘柿は子ども達と一緒に給食で食べて，渋柿は焼酎抜きと干し柿にして食べたいと思います。
今は季節関係なく何でも手に入る時代であり，飽食の時代とも言われています。
そんな時代だからこそ，子ども達には食べ物がどのように生長するのか，例えば苦い渋柿はどのようにしたら美味しく食べられるのかという昔からの知恵や，食べ物を無駄にしないということを伝えていきたいと思います。