2023年11月10日 『風組(5歳児クラス):秋真っ盛りのコロポックルの森へ』
風組(5歳児クラス)が、11月10日に今年度最後のコロポックルの森への園外保育に出かけました。今回の目的は、秋の味覚『柿』の収穫です。コロポックルの森の自然の中で育った木には、ものすごい量の立派な柿の実が!たわわに実った柿をたぬきなどの野生動物や鳥も狙っていましたが、子ども達も頑張りました!一生懸命に手を伸ばし、収穫を楽しんでいました。そして、その数は600個以上、総重量は80?越え!想像以上の大豊作でした。その後はゆっくりと秋の森の中を探検し、切り株を発見し乗ってみたり、落ち葉の絨毯を踏みしめたり、広い芝生で思いっきり転げまわったり、秋の森ならではの発見をしながら最後のコロポックルの森での活動を思う存分満喫していました。
そして、気づいたらお腹がぺこぺこ。お昼ご飯が到着する頃には「お腹空いた〜!」の大合唱。自由軒レストラン謹製の美味しいランチを食べて、森の美味しい空気も吸って大満足の様子でした。
そしてたくさん遊んだコロポックルの森に「ありがとうございました!」とお礼の挨拶をして、森に大きく手を振りながら、保育園に向けて出発しました。
そして、収穫した柿は、風組の子ども達のお土産と給食のデザートでもいただきました。お兄さんお姉さんが収穫した柿を嬉しそうに頬張る子ども達からの「美味しい!甘い!風組さん、おいしい柿をありがとう!」と喜びの声が聞こえていました。
コロポックルの森で、子ども達はどんなことを感じたでしょうか。私達人間にも住む家があるように、森に住む生きものにも家があります。そして森の生きものは、そこに生まれそこで育っています。森では、耳を澄ませば虫や鳥の声、風の音、木々のざわめきが聞こえ、目を向ければ、土の中や葉の裏、木の根元に生きている命に出会うことができます。私達はいつも“森にお邪魔している”ことやいっぱい遊んで動くと、こんなにもご飯が美味しく感じたり、日本の四季を肌で感じたり、「生きる」ことの意味を何かしら感じたことと思います。将来、この体験が子ども達の『生きる力の基礎』となることを心から願っております。
最後に、以前もお伝えしましたが、子ども達に様々な体験をさせるには、環境整備や管理はとても重要だと感じます。命をお預かりすることの意味、幼少期の大事な時期に今しか体験できないことを提供していくことの大切さを日々感じる中で、森の維持管理はとても大切です。何事も、簡単にできることではありません。私達の仕事は、時間や手間を惜しまず愛情をかけて育てていくことが大切で、それがやりがいなのだと、あらためて実感しています。

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