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長町自由の星保育園

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お知らせ

2023年2月22日 『風組(5歳児クラス):冬のコロポックルの森へ』

風組(5歳児クラス)が、2月22日に今年度最後のコロポックルの森への園外保育に出かけました。天気にも恵まれ、ひんやりとした風と暖かな日差しの中で思い切り遊ぶことができました。
今回のメインの活動は「自然観察ビンゴ」!「枯れた木」「大きな氷」「森の匂い」など、発見したものや体験した事でビンゴゲームをしました。動物や鳥が冬を乗り切るために隠していたのか落ち葉の中から栗を発見したり、木の根元や葉の下をのぞきコロポックルを探したり、土を踏むとサクサクと音がして覗いてみると立派な霜柱を発見したり、冬の森ならではの発見をしていました。そんな中にも春はもうそこまで来ていることを実感。理事長先生から教えてもらい、ふきのとうや水仙の芽を発見!季節の移り変わりを感じていました。また、コロポックルの森の番犬『ルチアーノくん』とも触れ合う機会があり、頭や体を撫でては「あったかい!」「すべすべする!」と感動していました。なかなか住宅事情のこともあり、犬などの生きものと普段触れ合う機会がない子どもが多いですが、触ると温かいとことや優しく触ってあげることで嫌がらないということも知ったようでした。とても貴重な体験になりました。
そして、気づいたらお腹がぺこぺこ。お昼ご飯が到着する頃には「お腹空いた〜!」の大合唱。自由軒レストラン謹製の美味しいランチを食べて、森の美味しい空気も吸って大満足の様子でした。芝生の上を思いっきり走ったり、たくさんの落ち葉を雪のように降らせたり、最後のコロポックルの森を思う存分満喫していました。
そしてたくさん遊んだコロポックルの森に「ありがとうございました!」とお礼の挨拶をして、お見送りをしてくれた理事長先生と園長先生に大きく手を振りながら、保育園に向けて出発しました。
コロポックルの森で、子ども達はどんなことを感じたでしょうか。私達人間にも住む家があるように、森に住む生きものにも家があります。そして森の生きものは、そこに生まれそこで育っています。森では、耳を澄ませば虫や鳥の声、風の音、木々のざわめきが聞こえ、目を向ければ、土の中や葉の裏、木の根元に生きている命に出会うことができます。私達はいつも“森にお邪魔している”ことやいっぱい遊んで動くと、こんなにもご飯が美味しく感じたり、日本の四季を肌で感じたり、「生きる」ことの意味を何かしら感じたことと思います。将来、この体験が子ども達の『生きる力の基礎』となることを心から願っております。
最後に、以前もお伝えしましたが、子ども達に様々な体験をさせるには、環境整備や管理はとても重要だと感じます。命をお預かりすることの意味、幼少期の大事な時期に今しか体験できないことを提供していくことの大切さを日々感じる中で、森の維持管理はとても大切です。何事も、簡単にできることではありません。私達の仕事は、時間や手間を惜しまず愛情をかけて育てていくことが大切で、それがやりがいなのだと、あらためて実感しています。
2023年2月22日 『風組(5歳児クラス):冬のコロポックルの森へ』

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